2020年03月03日

和歌による和合 

昨年の夏より、ことのはクラスで
11回に渡って学んできた
『山幸彦&豊玉姫』シリーズ。


青木繁「わだつみのいろこの宮」.jpg
青木繁『わだつみのいろこの宮』 山幸彦(中央)と豊玉姫(左)の出会い
 
 
いよいよラストとなる今回は
おふたりの和歌が登場します。
 

沖つ鳥 鴨着く島に わが寝し 妹は忘らじ 夜(世)のことごとも ウツキネ.png


“ 鴨にかかる枕詞 ” といわれる
「沖つ鳥(オキツトリ)」は
 
舟の一族、海人族・・
つまり豊玉姫の先祖であり
 
「鴨船」を発明した「オキツヒコ」が
由来とも言われています。
 

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オキツヒコを祀る『志賀海神社』 @福岡県志賀島
 
 
いろいろな出来事によって
離れ離れとなっていたふたりにも
 
さまざまな氣づきと、学びと、
深まりがあって・・
 

沖つ鳥 鴨を治むる 君ならで 世(夜)のことごとを ゑやは防がん トヨタマ.png


ただの恋歌ではない
 
この歌に重ねられた幾つもの想いを
ともに感じ合いながら
 
全身を使って響かせてみましょう。
 
 
初めての方でも
どうぞお気軽にご参加ください。
 


次回は 3/9(日)
「やまとことは」を味はふクラス
 
 

3/28(土)大阪 
3/29(日)東京
 
神功皇后御崩御1750年記念
 
言語造形劇 『 をとめとつるぎ 』
 
 
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2020年02月22日

豊玉姫の帰還

予告 3/8(日)
やまとことはを味はふクラス
 
これまで10回に渡って取り組んできた
山幸彦&豊玉姫」シリーズ。
 
いよいよ次回が最終回となります!
 

CIMG2424.JPG 


恥のため、また息子の誉れを守るため、
 
「ミツハメの社」(貴船神社)へと
引き篭もっていた豊玉姫も
 
義父・ニニキネ(瓊瓊杵尊)さまの
見事なお諭しによってこころを解きました。
 
 
今回は
そんな彼女の元へ届いた
 
夫・ウツキネ(山幸彦)さまからの和歌
 
さらにミホツ姫からは励ましの和歌
 
そして、豊玉姫からの返歌。
 
 
お互いの深い想いに溢れた
歌のやりとりによって
 
豊玉姫はついに
ウツキネさまの元へ帰る決意をされるのです。
 
 
unnamed.jpg


このときの行幸を、喜び称えたお祭が
いまも京都上賀茂・下鴨神社で行われている
葵祭』だといいます。
 
さまざまなところに
この物語の象徴である「葵桂」が飾られていますね♪
 
 
5.jpg


また、
昔話『浦島太郎』のモデルとも言われており
 
ここで豊玉姫が夫へ送った返歌を入れた文箱が
『玉手箱』の元になっているのかもしれません。
 
 
q325010343.1.jpg


(女性性)と(男性性)。
 
 
和歌によって遂げられる
 
男女の和合の道、
 
 
この国の
素晴らしき男女の愛の物語を
 
古文献『ホツマツタヱ』より 
もりやさんによることのは解説と
実際に声に出して言語造形しながら
 
全身で味わってみませんか♪
 

CIMG2422.JPG

 
ご参加をお待ちしております!
 


次回は 3/9(日)
「やまとことは」を味はふクラス
 
 

3/28(土)大阪 
3/29(日)東京
 
神功皇后御崩御1750年記念
 
言語造形劇 『 をとめとつるぎ 』
 
 
 
 
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2020年01月31日

タツの一生

予告 2/9(日)
やまとことはを味はふクラス 』
 
前回、
引き篭るトヨタマ姫を説得するため
 
「ミツハメの社」(貴船神社)へと
赴いた義父ニニキネ(瓊瓊杵尊)さま。
 
 
今回は、彼のお話の続きです。



ワケイカズチ神社.png
ニニキネ(ワケイカヅチ)さまがご祭神の京都・上賀茂神社
 
 
竜(タツ)の一生と
人(ヒト)の成長を
 
かさねつつお諭しになり、
 
 
凝り固まっていた姫のこころを
ほどかれるニニキネさま。
 
 
その優しさと、温かさと、大いなる智に
敬愛の念は深まるばかりです。
 

山背国の賀茂めぐり@ 〜河合神社〜の画像.png
トヨタマ姫に献身的に付き添いミツハメ社まで同行した弟タケツミは、ニニキネさまより河合の地(下鴨神社)を賜り、イソヨリ姫を娶ってタマヨリ姫の親となります。
写真は京都・下鴨神社内「河合神社」の三井社。
詳しくはNAVI彦ブログで♪ 


 
ニニキネさまの叡智と愛
トヨタマヒメの変容を
 
 
古文献『ホツマツタヱ』より 
もりやさんによることのは解説と
実際に声に出して言語造形しながら
 
全身で味わってみませんか♪
 
 
ワクワクのご参加をお待ちしております!
 
 
CIMG2149.JPG


--- ↓ ことのは講師もりやひろゆきさんより ---
 
次回2月9日大阪帝塚山 
やまとことはを味はふクラスでは、
 
「天のアワウタ」にも取り組む予定です。
 
  
アナニヱヤ ウマシヲトメニ アイヌ
 
ワナニヤシ ウマシオトコニ アヒキ
 
 
月の満ち欠けになぞらえた
天のアワウタになります。
 
  
その後、
ニゝキネさんがトヨタマヒメに伝える
タツのお話の言語造形になります。
  
新しく宮内のことを取り仕切っていた
ミホツ姫の登場場面もあります。
 
  
タツの子は 千穂、海に棲み
 
タツタ知る 千穂、山に棲み
 
タツ降ると 千穂、里に棲み
 
ツクハなる
 
 
※このツクハが天のアワウタにも関連があります。
 
 
タツのタ行はテテ、トトと父親を表す音ですが、
タツの タとツ 関連あるのでしょうか…
 
---


CIMG2180.JPG



次回は 2/9(日)
「やまとことは」を味はふクラス
 
 

3/28(土)大阪 
3/29(日)東京
 
神功皇后御崩御1750年記念
 
言語造形劇 『 をとめとつるぎ 』
 
 
 
 
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2020年01月04日

ニニキネと葵桂

予告 1/12(日)
やまとことはを味はふクラス
 
重ねた「恥」に耐えられず、
弟タケスミとともに家出し
 
「ミツハメの社」(貴船神社)へと
引き篭もってしまった豊玉姫・・
 
宮人たちも、筑紫の親族たちも
心底驚いて説得に向かうも
いっこうに埒が明かないまま
 
いよいよ夫ウツキネ(山幸彦)さまは
「天つ日嗣」(天皇)となり、
大嘗祭も終え、新年を迎えてしまいます。
 

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今回は、そんな彼女を説得しにゆく
義父ニニキネ(瓊瓊杵尊)さまの物語です。
 
息子夫婦の切ない状況を打開すべく
ニニキネさまが用いられたのは
 
 
葵(あおい)と
桂(かつら)の葉でした。
 

Screenshot_2020-01-04 葵祭「どんな祭?」|【京都市公式】京都観光Navi.png 


そう、京都・上賀茂神社、下鴨神社で有名な
『 葵祭 』に用いられる「葵桂」であり
 
葵は、両社のご神紋にもなっています。
 

ふらふら京都散歩.png

 
今回はその由来となる物語に
ことのは講義と言語造形によって
取り組んでみたいと思います。
 
 
「恥」の想いに苦しむトヨタマヒメ、
 
そして、そのこころを優しく解かれる
ニニキネさまのお諭し。
 
 
魂のふかく動かされる
大好きな場面です♪
 

CIMG1930.JPG 


令和二年、最初のことのはクラス。
 
古代文献『ホツマツタヱ』の
豊かな物語とやまとことはを
 
ご一緒に存分に味わってみませんか♪
 
初めてのご参加も大歓迎です!
 

CIMG2001.JPG 



次回は 1/12(日)
「やまとことは」を味はふクラス
 
 

3/28(土)大阪 
3/29(日)東京
 
神功皇后御崩御1750年記念
 
言語造形劇 『 をとめとつるぎ 』
 
 
 
 

 
posted by 千晴 at 13:50 | Comment(0) | ことのはクラス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月10日

耳を傾け合う

" やまとことは " の
" ホツマツタヱ " の
 
そして
一人ひとりの " 声 " の
 
その美しくも深い響きに
 
丁寧に、たいせつに、耳を澄まし
包まれた一年間。
 
それぞれの変容を感じあい
見守りあった時空間。
 
最後には講義担当のもりやさんが
ご持参くださったお菓子とともに
 
お互いの一年を振り返りました♡
 
 
CIMG2029.JPG


二年目となった今年も
 
おかげさまで無事に
クラスを終えることができました。
 
今年も支えてくださった皆さま
日本の神々とご先祖さま、
ほんとうにありがとうございました。
  
 
声というものには
その人のすべてが顕れる。
 
痛みも苦しみも
抑圧も解放も。
  
まるで天岩戸から御出ましになるように
 
会を重ねるほどに
ほんたうの声を解き放たれてゆく
皆さまの御姿は
 
とてもとても美しかったのです。
 
 
来年もまたゆっくりと
天意のまにまに続けて参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
◆ 次回は 1/12(日)
「やまとことは」を味わうクラス



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2019年11月28日

豊玉姫の出産

予告 12/8(日)
やまとことはを味わうクラス
 
臨月の身でありながら
ひと月にもわたる船旅で都を目指すも
 
船は途中で難破して海に投げ出され
自力で渚を泳ぎ切った新皇后・豊玉姫。
 
結果として彼女は
北の津(氣比)の浜辺に建てられた産屋も
葺き終えぬままに出産を迎えます。
 

img_0003.jpg 


今回はその後の展開・・・
 
夫ウツキネ(山幸彦)が
産後の豊玉姫をうっかり覗き見する場面、
 
またそれを知った彼女が
 
自らを恥じ、
産屋を出て行く場面です。
 
 
『君は産屋を な覗きそ』
 
 
禁じられていたのに
男が覗き見てしまう・・


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このモチーフは
 
丹波風土記『浦島子』や、昔話『浦島太郎』、
『鶴の恩返し』などにも共通する
 
わたしたち日本人にとって
根源的・普遍的なテーマといえます。
 
 
この豊玉姫の「 恥 」の感覚と
その後の言動には
 
女性としてなにかとてもリアルな
胸が締め付けられるようなものさえ
感じてしまいます。
 
 
祝福に満ちた結婚式から
 
次々と苦難に向き合ってゆく
ウツキネさま&豊玉姫の軌跡。
 

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今年最後のことのはクラスです♪
  
是非、ご一緒に楽しく
『ホツマツタヱ』のことのはを
 
講義と言語造形によって
全身で味わってみましょう〜!
 
 
◆ 次回は 12/8(日)
「やまとことは」を味わうクラス

 

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2019年11月25日

関係性を育む

11/24 ことのはクラス&忘年会
 
まるで天の計らいのように
今年も忘年会をすることができました♡
 

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たくさん笑って、氣づいて、深まって
とってもとってもしあわせ!!(≧∇≦)
 
 
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昨年が
「出会いに恵まれた」年であったなら
 
今年は
「関係性を深める」年だったと感じています。
 
  
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『やまとことは』という言語を
 
『ホツマツタヱ』という古代文献を
 
『言語造形』という芸術をとおして
 
出会い、集い、深め合った絆。
 

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人の輪の中心に
芸術があるということは
 
声とことばの芸術があるということは
 
その繋がりを
魂の領域にまで深め合う・・
 
そんな実感を得た一年でした。
 

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今年もクラスに繋がり、集ってくれた 
尊くて愛しい皆さま
 
ほんとうにどうもありがとうございました!
  
 
来月からは月一回(第二日曜)となりますが、
クラスパートナーのもりやさんとともに
これからも大切に時空間を紡いでゆきます。
 
どうぞよろしくお願いいたします。
 

◆ 次回は 12/8(日)
「やまとことは」を味わうクラス



 
posted by 千晴 at 17:51 | Comment(0) | ことのはクラス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月22日

猛きこころに

今週末のことのはクラスは
いよいよ新天皇となるべく
 
筑紫(九州)から上京される
山幸彦ウツキネ&豊玉姫の場面です。




 
ウツキネは「ワニ船」に
豊玉姫は「カモ船」に乗り
 
それぞれ別に出発するのですが
 
豊玉姫のカモ船は
なんと途中で難破してしまうのです。
 
 
お腹に皇子を宿す身で
なぎさに放り出されるも

「猛きこころ」で一心に泳ぎ切る豊玉姫。
 
その姿には
 
竜(タツ)や蛟竜(ミツチ)までもが
力を貸したといいます。
 
 
古文書『ホツマツタヱ』のなかでも
大好きなこの場面に
 
ぜひご一緒に取り組んでみましょう〜♪
 
 
◆ 次回は 11/24(日)
「やまとことは」を味わうクラス

posted by 千晴 at 16:06 | Comment(0) | ことのはクラス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月13日

旅立ちの浜

予告 11/24(日)
やまとことはを味わうクラス
 
山幸彦・ウツキネさまと
鹿児島の姫君・豊玉姫がご結婚され
 
いよいよ父帝ニニキネさまより
『天の日嗣(あめのひつぎ)』の勅が下ります。
 
「筑紫の親王(つくしのおきみ)」であった
皇太子ウツキネは、
 
いよいよ新しき天皇となるべく
滋賀の都へ戻ることになります。
 

IMG_2902.JPG
福岡「志賀の浦」と「志賀島(しかのしま)」

 
次回のことのはクラスでは
古代ヲシテ文献『ホツマツタヱ』より 
 
福岡・玄界灘「志賀の浦」から
福井・敦賀湾「氣比の松原」まで
 

IMG_1903.JPG
福井「氣比の松原」
この松原の浜辺で、豊玉姫はウガヤフキアエズをお産みになられます。



筑紫(九州)の皆に惜しまれつつも
ワニ船で旅立つウツキネと
 
子を孕めるも
遅れてカモ船で旅立った豊玉姫の
出産場面までを体験してみます。
 

CIMG1512.JPG 
大阪・住吉大社の摂社「大海神社」(御祭神は父・ハテツミと娘・豊玉姫)
その境内にも「志賀社」があります。



現代では「神」と慕われ
伝説ともされているお二人の
 
実際に過ごされた場所や
移動プロセスのリアリティを
 
もりやひろゆきさんの
ことのは講義とともに


CIMG1587.JPG

 
身体と声の響きから
リアルに感じてみませんか?
 
 
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◆ 次回は 11/24(日)
「やまとことは」を味わうクラス

 

posted by 千晴 at 22:40 | Comment(0) | ことのはクラス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月08日

モモヒナギの歌

今週末のことのはクラス
山幸彦&豊玉姫の結婚披露宴です!
 
筑紫(九州)を治むる32の県主たちが
集って歌った「モモヒナギの歌」を
言語造形してみました♪




 
“ 神代七代 ”とも称される
ウヒヂニ・スヒヂニの時代にまで遡る
この風習は
 
『水祝儀』と呼ばれ、
民族儀礼として現代にまで
続いているそうですね。
  
御祝い!御祝い〜!(≧∇≦)♡
 
日曜日、是非ご一緒しましょう!
 
  
◆ 次回は 11/10(日)
「やまとことは」を味わうクラス

 
posted by 千晴 at 10:00 | Comment(0) | ことのはクラス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月01日

山幸彦&豊玉姫の披露宴

予告 11/10(日)
『やまとことはを味わうクラス』
 
縄文の
やまとことはを
 
神代文字『ヲシテ』で綴られた
古代文献『ホツマタヱ』の原文を
 
 
いま、この肉体をもって
空間に響かせること。
 

CIMG1427.JPG

 
それがどんなに心地よく
人を、空間を、
 
健やかにするか・・
 
ことのはクラスを続けてきて
ますます実感している今日この頃です。
 

41c233662735c30e396337ce329b274f.jpg  
豊玉姫の父ハテカミさま(右)・・ずいぶんお爺さんに描かれていますね^^

次回はいよいよ
ウツキネ(山幸彦)と
豊玉姫の結婚の場面に取り組みます!
 
 
華やかで喜びに満ちた披露宴から
子どもを願うウツキネの心情までを
 
もりやさんの解説とともに
言語造形してみたいと思います。
 

CIMG1398.JPG

 
初めての方でも大丈夫♪
是非ご一緒に楽しみましょう〜!
 
 
CIMG1416.JPG


◆ 次回は 11/10(日)
「やまとことは」を味わうクラス



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2019年10月10日

潮満珠と潮干珠

予告 10/27(日)
『やまとことはを味わうクラス』


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ここでは山幸彦が直接に潮満珠を投げて懲らしめているようです
 
“ 竜宮城 ” とも称えられた
ソヲ(筑紫南部)ハテカミの館で
 
豊玉姫と出会った山幸彦は
 
シホツツ翁の差し入れた
「目無し堅網」&「歌札」と
海女たち、魚たちの大活躍により
 
亡くした兄・海幸彦の
鉤(ち)を取り戻しました。
 

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大阪・住吉大社の摂社『大海神社』には潮満珠が沈められているとの伝説を持つ井戸「玉乃井」があります。

次回ことのはクラスは
 
シカ(志賀)のカミと
シノ(大津)のヤマクイが
 
海幸彦にその鉤(ち)を
返しにゆく場面に取り組みます。
 
 
CIMG1132.JPG


やっとの思いで見つけ出し、
届けに行ったにも関わらず
 
こころ無い対応をした海幸彦に
怒った二人は
 
ハテカミに託された
『満ち干の玉(みちひのたま)』を使って
 
懲らしめます。
 

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堺・宿院頓宮にある『飯匙堀』には、潮干珠が埋められているとの伝説があり、どれだけ雨が降ってもこの場所には水が溜まらないのだそう。

そう、今回はあの有名な
 
潮満珠(しおみつたま)と
潮干珠(しほひるたま)が
 
登場します。
 
 
古代ヲシテ文献『ホツマツタヱ』より
原文の豊かなことのはの響きとエネルギーを、
 
身体とこころで存分に感じ取ってみませんか?
 
 
初めてのご参加も大歓迎です。
是非ご一緒しましょう!


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◆ 次回は 10/27(日)
「やまとことは」を味わうクラス

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2019年09月15日

予告 〜ことのは番外編〜

9/22 〜ことのはクラス番外編〜
 
次回クラスで取り組む舞台となる
筑紫(鹿児島)の縣主・ハテカミの館。
 
神話においては「竜宮城」とも呼ばれるここは
実は大阪にもあります♪ (≧∇≦)
 
そう、わたしが大好きで
毎週のようにお参りしている
住吉大社摂社『大海(おおわたつみ)神社』。
 

青木繁「わだつみのいろこの宮」.jpg
青木繁「わだつみのいろこの宮」

ご祭神は
父・ハデカミ(豊玉彦)と
娘・豊玉姫であり
 
また、
カモ船で流れ着いたウツキネ(山幸彦)が
豊玉姫と出会った・・・
 
かもしれない井戸『玉乃井』には
  
あの「潮満玉」が
沈められていう伝説も。
 
 
そこで今回のことのはクラスは、番外編として
 
クラス前に
皆で大海神社へお参りしようと思います♪
 
 
12:30 大海神社集合
14:00 ことのはクラス@ことばの家
 
★大海神社HP


山幸彦と豊玉姫の
運命の出会いのシーンを
 
大海神社の空間とともに
ありありと肌で感じてみませんか?
 
是非ぜひ、ご一緒しましょう〜!(≧∇≦)
  
 
◆ 次回は 9/22(日)
「やまとことは」を味わうクラス

 
posted by 千晴 at 21:00 | Comment(0) | ことのはクラス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月11日

筑紫ハデカミの館へ

予告 9/22(日)
『やまとことはを味わうクラス』
 
シホツツ老翁の妙案によって
カモ船に乗せられ
 
筑紫南端(ソオ・鵜戸)の浜に辿り着いた
ウツキネ(山幸彦)が
 
船を降りて歩きだすと・・
 
輝くばかりのハデカミの館に
辿り着いたのでした。
 
しかし、日も暮れかけたので
訪ねることはせず
 
木々の葉を敷いて座り
そのままを朝を待つことに。
 
そして夜が明けると・・
 

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次回は
 
ウツキネ(山幸彦)とハデカミの出会い
 
シホツツ翁がカモ船に乗せた
「目無し堅網」と「歌札」の意味。
 
そしてウツキネが亡くした
兄の鉤(ち)を発見するまでの展開を
 
『ホツマツタヱ』の原文とともに
声にだし、意味を探りながら追ってみましょう。
 

CIMG1041.JPG


記紀には綴られていない
さまざまな出来事や意味合いを
 
皆さまとともに分かち合えたらと願っています♪
 
初めてのご参加も大歓迎です。
是非ご一緒しましょう〜♪
 
 
CIMG0996.JPG


◆ 次回は 9/22(日)
「やまとことは」を味わうクラス

 

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2019年09月09日

海幸山幸の物語

9/8 大阪ことのはクラス
 
今回は日本神話のなかでも
よく知られている
「海幸彦山幸彦」の物語を
 
配役を決めて
演劇風にチャレンジしてみました♪
 

CIMG1002.JPG


皆で呼吸をともにしながら
様々な声と身体で
一つの物語を仕上げてゆく面白さを。
 

CIMG1057.JPG


またもりやさんの講義では、
分かりやすくシンプルなこの物語の
背後に在るものや、重ねられた意味を
教わることができて面白かったです。
 
兄弟喧嘩の解決策を提示した
知恵者のシオヅツノ翁が
 
山幸彦(ウツキネ)とともに
カモ船に乗せた
「目無し堅網(メナシカタアミ)」。
 
それは単に
「目の細かな網」というだけでなく
 
「カモ大神」とも称えられる
アチスキタカヒコネの相聞歌が
重ねられているというお話にときめきました♡
 

CIMG0998.JPG


次回は山幸彦(ウツキネ)が
カモ船で筑紫に到着してからの場面に
入ってゆきます♪
 
 
初めて自分でクラスをスタートしたのが
二年前の今日9/9(ククリの日)。
 
今回もともに「やまとことは」を味わい、
クラスを支えてくださった皆さま
本当にどうもありがとうございました!(≧∇≦)
  

CIMG1033.JPG


◆ 次回は 9/22(日)
「やまとことは」を味わうクラス
 
 

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2019年08月29日

海幸彦と山幸彦

予告 9/8(日)
『やまとことはを味わうクラス』
 
次回からは記紀でも有名な
「海幸彦と山幸彦」の物語が始まります!


21a5438ece.JPG

 
ニニキネ&コノハナサクヤ姫の
三つ子の兄弟。
 
釣り好きの次男ホノスセリは
「海幸彦」
 
狩り好きの三男ヒコホオデミは
「山幸彦」
 
と呼ばれていましたが
 

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あるとき二人は試みに
 
「サチ換えん」と
 
互いの弓矢と鉤(ち)を
取り替えてみるも・・・ 
 

CIMG0636.JPG

 
兄の鉤を無くしてしまった山幸彦と
弟に謝られても許さない海幸彦
 
そして、
 
浜にうなだれる山幸彦の前に現れ
助け舟を出す「シホツツの老翁」・・・
 
この不思議な老翁の登場によって
物語は新たな展開を迎えてゆきます。
 

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果たしてここに
どんな秘密が込められているのか
 
ことのは講師のもりやさんと
ともに探りつつ
 
身体を使った言語造形をとおして
味わってみましょう!
 

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◆ 次回は 9/8(日)
「やまとことは」を味わうクラス

 


  
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2019年08月26日

喜びに満つ

8/25 ことのはクラス
 
瓊瓊杵尊(ニニキネ)さまと
アシツ姫(コノハナサクヤ姫)との
 
和解の場面に取り組みました。
 

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恨みの涙がとけ落ちて
裸足で駆けだすほどの喜び


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悔やみの後に
ふたたび妻を迎えた喜び


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我が子への確信という喜び
 

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名を与えるという喜び・・・
 

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様々なかたちで満ち溢れる「喜び」を
全身で言語造形される皆さんの
 
生き生きとした表情とことばの響きが
とても素晴らしかったです!
 
 
さらに後半は
 
お二人が身罷られるときの場面も
体験してみました。
 
 
高千穂(宮崎)のニニキネさまは
 
東に登る朝日を望みながら
妻を想い
 
浅間(静岡)のコノハナサクヤ姫は
 
西に沈む月を望みながら
夫を想い
 
約束通りに
同じ日に神上がれたお二人。
 
その様子は
シンプルでありながら
 
静けさと厳かさ、
そして深い想いに満ちた瞬間でした。
 

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もりやさんのヲシテ文字講義も
とても興味深かったですね!(≧∇≦)
 
そしていよいよ次回からは
 
ニニキネさまの三男・山幸彦と
豊玉姫の物語へと入ってゆきます。
 
是非、またご一緒しましょう!
 
 
◆ 次回は 9/8(日)
「やまとことは」を味わうクラス

 

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2019年08月16日

涙の和解

予告 8/25(日)
『やまとことは を味わうクラス』


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宮崎県延岡市・愛宕山「ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの像」

次回は
コノハナサクヤヒメとニニキネさんの
「鴨ウタ」による和解と
 
高千穂と浅間での「カミ上がり」の
クライマックスの場面に取り組む予定です。


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日本書紀と古事記とホツマツタヱの
コノハナサクヤヒメの話の違い
 
「鴨(鳥)」と「カミ上がり」について
 
何かお伝えできればいいなぁと思います。
 
(ことのは講師・もりやひろゆき)
 

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前回クラスで取り組んだ
ニニキネさまの和歌によって
 
涙とともに
わだかまりの解け落ちた姫は
彼の待つ興津の浜へと
裸足で駆け出してゆく・・・


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今回は
そうして再びつながりを取り戻した
ニニキネさま&コノハナサクヤ姫の
場面に取り組みます。
 

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さらにはお二人の
「神上がり」(ご逝去)の場面も
声に出してみましょう!
 
高千穂(宮崎)と浅間(静岡)、
 
離れていても神上られるその日まで
互いの住む方角に向かって想い合う・・
 
波乱を越えての夫婦の絆を
ともに味わってみましょう〜!
 
(言語造形指導・諏訪千晴)
 
 
◆ 次回は 8/25(日)
「やまとことは」を味わうクラス



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2019年08月12日

誓いと和歌

8/11 真夏のことのはクラス
 
今回も暑いなかお集まりくださった皆さま
どうもありがとうございました!(≧∇≦)
 

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アシツ(コノハナサクヤ)姫はなぜ
産まれたばかりの子どもまでをも道連れに
火中に入られたのか。
 

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ニニキネさまは
どんな想いで
あの和歌を詠われたのか。
 

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もりやさんのことのは講義と
皆での対話の中で氣づきを深め合いつつ
 
 
声を、やまとことはを
 
皆とともに空間に解き放ち
味わえたこと。
 
やっぱりとっても幸せでした♪

 
次回はこの二人の物語の、
ときめくラストシーンです!
 
是非ご一緒しましょう!
 

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◆ 次回は 8/25(日)
「やまとことは」を味わうクラス



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2019年08月07日

ニニキネ尊の懺悔

今週末のことのはクラスでは
あの “ 天孫降臨 ” で有名な
ニニキネ(瓊瓊杵尊)さまの和歌が
登場します。
 
 
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石井林響「木華開耶姫」
 
産んだばかりの三つ子とともに
火中に入り、命懸けの誓いを立てた
アシツ(コノハナサクヤ)姫。
 
 
前回、「産むときに咲け」と誓った
“ 白子の桜 ” の開花とともに
二つの誓願が見事果たされたことを知った
ニニキネさまは
 
直ちに姫を迎えに行き
疑ってしまった自らを悔やんで
この和歌を贈ったのでした。
 

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 おきつもは
 
 へにはよれども
 
 さねとこに
 
 あたわぬかもよ
 
 はまつちどりよ
 

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三本しか残らない千鳥の足あと
 
後悔と、懺悔と、想いを込めた
 
ニニキネさまのこの歌は
 
果たして姫のこころに
どのように響いたのでしょうか。
 
 
是非ご一緒に、声に出して
味わってみましょう!
 
 
◆ 次回は 8/11(日)
「やまとことは」を味わうクラス

 
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