2019年07月01日

松の木

まさしく住吉明神でした。
 
舞台のうしろで
 
ずっと
 
ずっと見守り
 
支えてくださった松の木。
 
 
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能舞台での言語造形、
 
ほかにも
初めての挑戦ばかりだったけれど
 
 
ずっと
 
変わらず温かく
  
迎え、助けてくださった
 
その微笑み・・
 
 
6.30
言語造形公演『常世の濱の浪の音聞こゆ』
 
 
おかげさまで
無事終演いたしました。
 
 
わだつみの神
やまつみの神
そして
タツの神への感謝を捧げる祝祭。
 
 
時が経つほどに
 
余韻と恩寵と
感謝の想いが溢れてきます。
 
 
神々の眼差し。
 
その温もりと愛を常に感じながら
これからも舞台創りに
励んでゆきたいと想います。
 
 
禊ぎのような大雨を越えて
集ってくださり
ともに耳を澄まして下さった皆さま
 

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そして今回も
ともに舞台創造に取り組んでくださった
演奏家の 足利 智子 さん
写真家の 山本 美紀子 さん
 
また受付や道案内など様々な面で
支えてくださった仲間たち
 
ほんとうにほんとうに
どうもありがとうございました!
 

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写真をくださった皆さまも
どうもありがとうございます!(≧∇≦)
 
 
◆ 次回は 7/14(日)
「やまとことは」を味わうクラス

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2019年06月21日

舟の一族へ

誕生日の今日は
 
「舟の一族」への御礼参りをするって
決めていました♪
 

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いよいよ来週末と迫った舞台、
言語造形公演『常世の濱の浪の音聞こゆ』
 
 
長野県に伝わる日本昔話
『たつのこたろう』の背景には
 
海人族の安曇氏と、
出雲族の諏訪氏の融合があり
 
 
お能の謡曲『高砂』のモデルには
「舟の一族」の住吉大神(カナサキ翁)が
 
 
そして丹波国風土記『浦島子』の原型には
そのカナサキ翁の曾孫にある豊玉姫と
大和朝廷の山幸彦との物語があって・・・
 
 
いつもながら直観的に決まった演目が
 
じつは皆、「舟の一族」(海人族)に
まつわるものだったことを
 
一週間近く前になって
はっきりと自覚したのです。^^;
 

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この否応なきご縁とお導きを感じるなか、ふと、
今回の公演は、
 
そのようにいつも私たちを守り
導いてくださっている
魂のご先祖たちへの
 
感謝を捧げるご神事なのではないだろうか・・と
思ったのでした。
 
 
敬愛するカナサキ翁さんと、
孫のハデカミ(豊玉彦)さん
曾孫の豊玉姫さんの坐す「大海神社」、
 
すぐ隣には
そのご先祖であるシガさんの坐す「志賀神社」。
 
さらに住吉大神が
最初に降臨されたという「御所御前」と
神功皇后の坐す「第四本宮」、「船玉神社」は
もともとは一直線に並んでいたといいます。
 

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一つひとつを丁寧にお参りしていると
なぜかまた涙がとつとつと流れて・・・
 
 
きっとご先祖さまたちの願いに沿えるような
舞台にしたい!と、
 
祈りと想いを新たに帰宅して稽古に望むと
やはりまたひとつの試練が。。
 
 
毎回の公演が、いのちがけであることを
改めて思い出させていただいたのでした。
 
 
残された時間を大切にしながら
「常世の国」という海の深さへと
潜ってゆきたいと想います。
 
皆さまのお越しを
こころよりお待ちしております。
  
 
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◆ 次回は 6/23(日)
「やまとことは」を味わうクラス

◆ 6/30(日)言語造形公演
『常世の濱の浪の音聞こゆ』
 
 
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2019年06月08日

二人の縁(えにし)

言語造形公演『常世の濱の浪の音聞こゆ』
 
今回の舞台では
『浦島子』のお芝居も上演いたします。
 
これも有名な日本昔話『浦島太郎』の
元となるお話で
 
「丹波国風土記」の原文をもとに
言語造形させていただきます。
 

またこの『浦島子』の
さらに元になっている日本神話
 
『海幸彦と山幸彦』は
 
いつも故郷のように慕い、お参りしている
大海(おおわだつみ)神社のご祭神、
豊玉姫と山幸彦の物語でもあり
 
個人的にも
深いご縁を感じていて・・
 

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 先の世での契り
 
 この世での再会、
 
 そして別れ・・
 
 
遥かな時を越えてのそれは
  
どんなに嬉しかったろう。
どんなに悲しかったろう。 
 
 
男女の「縁(えにし)」というものの
妙なる貴さを
 
喜びと、悲しみと・・様々な感覚を通じて
全身で表現できたらと想っています。
  
 
 
 いま、昔の因(よし)を思ひ
 
 来たりて俗境(くにつさかひ)の
 
 縁(えにし)に随(したが)ふなり
 
 
 いま、まさに先の世の志(こころざし)を
 
 遂げむとす。

 
 
 
◆ 次回は 6/9(日)
「やまとことは」を味わうクラス

◆ 6/30(日)言語造形公演
『常世の濱の浪の音聞こゆ』
 
 
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2019年05月28日

たつの子たろう

言語造形公演
『常世の濱の浪の音聞こゆ』
 
ひとつめの演目は
日本昔話「たつの子たろう」を
諏訪千晴が語ります。
 

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「マンガ日本昔ばなし」の主題歌でも
お馴染みのこの作品は
  
竜(たつ)の子でありながら
人(ひと)の手に育てられた太郎が
 
己のほんとうのルーツと使命を知り
 
母である湖の竜とともに
ひとつの大きな仕事を成し遂げる物語です。
 
 
古代から竜は
人々と交わり、導き、支えてきたこと。
 
また
大いなる変動のときを迎えている
今、この地球において
 
己のルーツと使命を知り、受け入れ
そこに生き切る太郎の姿には
 
リアリティを感じずにはいられません。
 
 
母と子の再会と
二人の共同は
 
果たしてこの星に
何を産み出したのでしょうか。
 
 
シンプルなこの日本の昔話から
 
皆さまと大切ななにかを
分かち合うことができたらと願っています。
 
 
 
  いいとも
 
  お前と一緒なら
 
  どんなことでもできよう
 
  ・・・
 
  お前は背中のうえで
 
  しっかりと舵をとっておくれ


 
 
◆ 6/30(日)言語造形公演
『常世の濱の浪の音聞こゆ』
 
 
◆ 次回は 6/9(日)
「やまとことは」を味わうクラス



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2019年05月14日

常世への扉

言語造形公演『常世の濱の浪の音聞こゆ』
 
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チラシの裏面は
淡海(あわうみ=琵琶湖)の朝です♪
 
(撮影:山本美紀子)
 
 
まるで
この世とあの世の「あはひ」が消え
うっとりと誘(いざな)われてしまいそうな
 
静かで優しい
霞(かすみ)と水面(みなも)。
 
くすしくも懐かしき
常世への扉・・・
 
 
 ここに
 
 人と常世との別ちをとき
 
 人と神と
 
 たまさかに会へる喜びをかたる

 
 
 
◆ 6/30(日)言語造形公演
『常世の濱の浪の音聞こゆ』


◆ 次回は 5/26(日)
「やまとことは」を味わうクラス


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2019年05月09日

オモテ面は「和歌の浦」


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言語造形公演『常世の濱の浪の音聞こゆ』
 
チラシのオモテ面は
和歌の女神・玉津島明神の坐します
愛しき「和歌の浦」の海辺です♪
 
(撮影:諏訪耕志)


 とこよのはまの 
 
 なみのときこゆ
 
 
◆ 6/30(日)言語造形公演
『常世の濱の浪の音聞こゆ』
 
 
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2018年12月29日

名画の瞬間

稽古の終盤ごろ、
「名画が目前に現れているようだ!」と
感じた瞬間がありました。
 
そして迎えた本番。
 

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写真家の山本美紀子さんと
初代マリアの姉君が捉えてくださった
写真たちにも、同じものを感じて。
 

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その瞬間
 
清らかなるマリアは
完全に透明な器となり
 

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貧しさの極みにいた羊飼いたちは
驚きと厳かさのうちに歓喜する。
 
 
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◆ 次回は 1/13(日)
「やまとことは」を味わうクラス
 

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2018年12月27日

讃えるという志事

改めて振り返ると
 
今回の第二回「生誕劇」の実現も
ほんとうに奇跡だったことを想います。
 
演じ手が集まってくれたことも
素晴らしい歌の先生と、演奏者と、写真家の
協力に恵まれたことも
10歳の娘が参加してくれたことも
初代メンバーが集ってくれたことも・・・
 
すべてが自然な流れだったけれど
 
考えてみれば皆
天の采配だったのだ、と。
 
 
来年も実現できるどうかは
わたしたちには分からないのです。
 

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そんな恩寵のなか
 
わたしは今年、天使ガブリエルを
演じさせていただきました。
 
台詞だけでなく
一人で歌うシーンもあるのは初体験。(*_*)
 
しかもどうやら
わたしの声のキーワードは
 
大地やマグマ、母性や羊水らしく・・^^;
 
天上の存在どころか
むしろ逆かもしれないという。。泣
 
 
でも、
 
それでもやっぱり
 
日の御子の降誕を全身で讃え、
語り歌うときに込み上げてきた喜びは
 
己の魂にとって
深い深い喜びでした。
 

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受胎告知のシーンでは
 
照明の光のなかに
何か特別な熱量が降りてきて・・
 

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きっとずっと古代にも
こんなことをしていたんだ・・と。 
 
 
この体験をもたらしてくださった
すべての存在へ
 
こころの底より御礼申し上げます。
 
ありがとうございました。
 
 
記念に今回も撮影を担ってくださった
山本美紀子さんの写真を
掲載させていただきました♪ (≧∇≦)
 
 
◆ 次回は 1/13(日)
「やまとことは」を味わうクラス
 

 
 
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2018年12月26日

不思議な対面

初代と二代目
マリアと羊飼いたちのご対面・・・


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マリアと羊飼いガルス

 
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羊飼いシュティッヒル


その笑顔にきゅん♡ (≧∇≦)


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皆さん、ほんとうにありがとう!


◆ 次回は 1/13(日)
「やまとことは」を味わうクラス



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「生誕劇2018」終演

おかげさまで今年も無事
終演を迎えることができました。
 
お越しくださった皆さま
 
また来れなくとも
美しいお花を贈ってくださったり
こころを寄せてくださった皆さま
 
そしてこの劇の上演を
支えてくださったすべての皆さま
 
ほんとうにほんとうに
どうもありがとうございました。
こころより感謝御礼申し上げます。
 

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娘の幼稚園時代のママ友達からの美しいお花。ほんとうにどうもありがとう!(≧∇≦)

 
日の御子の誕生をお祝いする
この冬至の季節の祝祭。
 
たくさんの方々の「献身」によって
こうして第二回目も
実現することのできた奇跡。 
  
  
 どうぞ、最も善きものを 
 わたしたちの劇から見て取ってください。
 
 そのようにわたしたは 
 神から望まれて行ったのですから

 
 
天使ガブリエルの台詞を胸に
天の導きと信じて
 
これからも丁寧に
道を歩んでゆきたいと思います。
 
 
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昨年の初代マリア正木美佐子さんが、
お願していた死海の塩のピアスを手渡してくださいました♡
とても美しい蒼色に、中央には愛する丹の色が入っています!(≧∇≦)
受付も担ってくださった美佐子さん、
今年も温かいサポートをほんとうにありがとうございました!



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昨年の初代メンバーが、打ち上げのときにくださったお花は、
ドライとなっていまでも飾っています♪




◆ 次回は 1/13(日)
「やまとことは」を味わうクラス
 
 
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2018年12月24日

最後のお稽古

メリークリスマス!!
 
イブの今日、ことばの家では
生誕劇クラスの最後の稽古を終えました。
 

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いよいよ明日、
クリスマスの夜に
 
大阪・阿倍野にて
キリスト生誕劇 2018」を上演いたします。
 
 
9ヶ月の間、
ともに稽古を重ねてきた仲間たちの
 
深く大きな変容が
 
何よりもその「声」に表れていることを
今日は改めて実感しました。
 
その声、身振り、表情には
「真実」が宿り
 
こころを揺さぶられる瞬間が
何度もありました。

 
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太陽の神(精神)の
地球への降誕を祝う
この「キリスト生誕劇」は
 
アマテラスを皇祖神と祀る
日本人にとっても
 
深い繋がりがあるように思えてなりません。
 
 
その誕生を
全身全霊を込めて語り、歌う、祝祭に
関わらせていただけることに
 
改めて感謝と喜びを感じています。
 
 
明日、皆さまのお越しを
こころよりお待ちしております。
 
お席はまだございますので
 
今からでもピンと来られた方、
どうぞお越しください!(^_-)-☆
 
 
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◆ 12/25(火・祝)
ことばの家 クリスマス公演
『キリスト生誕劇 2018』

◆ 次回は 1/13(日)
「やまとことは」を味わうクラス


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2018年12月16日

生誕劇がもたらすもの

12/14 『キリスト生誕劇』クラス
 
「最近、よく涙が出るようになって・・」
と、仲間の一人が語ってくださいました。
 
『生誕劇』と役への取り組みを通じて
 
それまで無意識に己を守るべく
囲っていた「感じない」ための殻が割れ、
 
外界のあらゆる出来事に、
音に、ことばに、芸術に
 
まるで赤子のように繊細な
内なるこころが
瑞々しく反応するようになったようだ、と。
 
 
「やはりこの劇には
 大きな精神の力が働いておられる・・」
 
そんなことを感じた一日でした。
 

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写真は天使ガブリエルが持つ
六芒星を掲げる棒。
 
これを高く持ち上げ続けるのに苦心していたら
 
なんと
聖徳太子や空海さんとのご縁が深い
 
獨鈷山・鏑射寺のお山から
より軽くて美しい枝を
 
これまた仲間が拾ってきてくれたのでした。
 
 
そんな様々な力にも見守られ、励まされつつ
残りの10日間を大切に過ごしたいと思います。


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「聖なることばで書き記されてきた」
 
このクリスマスの物語を 
 
歌で、ことばで、人の声で
ふたたびこの世にあらわすこと・・
 
  
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皆さまのお越しを
こころよりお待ちしております。
 

◆ 12/25(火・祝)
ことばの家 クリスマス公演
『キリスト生誕劇 2018』
 
◆ 次回は 12/23(日)
「やまとことは」を味わうクラス
 

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2018年12月08日

クリスマスへの道

12/7 射手座の新月
『キリスト生誕劇』のクラス。
 

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いよいよ12月に入り、
稽古もより核心へと深めてゆきたいところ。
 
けれども、息遣いや意識など
ほんのちょっとしたズレやすれ違いから
熱がこもらないことも。
 

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充実を感じるとき
 
どこか虚しさを感じるとき
 
 
さまざまな感覚を
この稽古場で受け取りながら


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語り合い、分かち合い
 
互いにクリスマスへの想いを深めています。
 
  
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◆ 12/25(火・祝)
ことばの家 クリスマス公演
『キリスト生誕劇 2018』
 
◆ 次回は 12/23(日)
「やまとことは」を味わうクラス
 

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2018年11月23日

「聖なることば」の物語

新嘗祭の満月。

ことばの家では
『キリスト生誕劇』の稽古日でした。

 
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劇の精神に導かれながら
役を担う者一人ひとりに訪れる
 
不安や恐れ、その解放。


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長いあいだ直視できずにいた
内なるパンドラの箱が開いたり
 
稽古が思うように羽ばたけなかったり
 
 
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様々なプロセスを体験しながら
それぞれが必要な歩みを深めています。 
  

 * 
 
 いま、ここで語られることは
 作り事ではないのです。
 
 よそ者が
 勝手に作りあげたことでもないのです。
 
 そうではなくて
 聖なることばで書き記されてきたものです。

  
 *
  

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生誕劇の精神に、
頭ではなく全身を開き、寄り添うとき
 
このことばの真のリアリティを
きっと体験してゆくのだろうと思います。
 
 
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◆ 12/25(火・祝)
ことばの家 クリスマス公演
『キリスト生誕劇 2018』
 
 
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2018年11月21日

言語造形公演『山月記』

人は、
“思考” が偏り過ぎたとき
 
頭部がまさしく「獣」に変容するのだと、
シュタイナーは述べているそうです。
 
 
縄文の古文書『ホツマツタヱ』には
 
“嫉妬” は「オロチ」に
“欺き” は「キツネ」に
“卑屈” は「サル」に・・・
 
などと具体的に書かれていたりもします。
 
 
明治の文豪・中島敦の『山月記』は
 
“臆病な自尊心” と
“尊大な羞恥心” から
 
「トラ」になってしまった男の物語。
 
 
来週末(11/30、12/1)の言語造形公演に向けて
 
今夜は主演の諏訪耕志、音楽の小西収さんと
会場での通し稽古でした。
 
わたしもワキとして出演させていただきます。
 
 
静謐で美しいクラリネットの響きが余韻を残す
帰りの夜道に、満月を控えた月の光。
  
 
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皆さま、どうぞお越しください。
 
 
★11月30日(金)・12月1日(土)
大阪・名張 言語造形公演『山月記』
 
 
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2018年10月20日

ペチカレポ: 一期一会

小さな朗読会のラストは
諏訪かさねによる詩の言語造形。
 
 
『亀のこうらの夢を見て』
 
 
稲尾教彦さんの
この小さな詩で幕を閉じました。
 
 
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この作品は、わたしのなかでは
『舟』とも深く繋がっている氣がしています。
 
 
この星に生まれ来たこと
体験した様々なこと
 
そのすべてを、喜んで
 
“おかあさま”に伝える。
 

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それは
『舟』に出てくる若い女が
 
母親の願いを胸に抱きつつ
旅立ってゆくその姿と
 
どうしても重なるのでした。
 
 
そしてこの若い女は
 
この星に生まれたわたしたち
すべてでもあるのだと思います。
 
 
出会い、繋がり、ともに何かを創造し、
別れ、また再び出会って、繋がって・・・
 
人生というものを
幾度も繰り返しながら
 
同時にそのすべての瞬間は
一期一会で・・・
 

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そんな
この星での「生」というもの
「いのち」の営みというものの豊かさを
 
改めて深く感じさせていただいた
「おはなしペチカ.006」でした。
 

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この祝祭に
繋がり、支え、分かち合ってくださった
すべての皆さまに
 
こころより感謝御礼申し上げます。
ありがとうございました。
 

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『亀のこうらの夢を見て』(稲尾教彦)
 
 亀のこうらの夢を見る
 
 星にまぎれて空を飛び
 
 波にまぎれて海泳ぐ
 
 星空も 海も大地もなつかしく
 
 夢のようです
 
 おかあさま
 
 光の土地に生まれ来て
 
 夢のように生きました
 
 あの木もいつか枯れるでしょう
 
 それでもずっと夢を見ます 
 
 
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写真: 山本 美紀子さん
会場: 奈良 想芸館
 
 
● 次回は 10/28(日)
大阪 「日本の言靈を味わうクラス」




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2018年10月19日

ペチカレポ:「詩」、その願い

今回の「おはなしペチカ」の後半は、
『舟』の作者である詩人・稲尾教彦さんによる
小さな朗読会でした。


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最初にまず
語りの演出・指導を担ってくれた諏訪耕志と
稲尾さんとわたしの三人で
アフタートークをさせていただいてから
 

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稲尾さんが用意された詩たちの一篇を
足利智子さんのライアーの響きとともに
 
参加者全員で声に出すのでした。
 

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その中には『舟』からの抜粋もあり、また
想芸館オーナー・奥田英明さんの詩もありました。
 
 
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わたしにとっては
「朗読会」というもの自体も初めてでしたが
 
 
先ほど語り手であった自分が語った作品を
 
今度は聴き手であった方々から
次々と聴かせていただくという体験は
 
とても新鮮で、
かつ深い作用を感じたのでした。
 

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それはそれは豊かで
素晴らしい体験でした。
 
 
今回は時間の都合上、
参加者の皆さんが語る時間は持てなかったのですが
 
「自己紹介」ならぬ
「詩己紹介」といえるほどに
 
詩というものの朗読をとおして
 
お一人おひとりの魂の深いところが
ありありと表出していたのです。
 
それは声だけでなく
仕草や表情、佇まいからも溢れていて
 
その存在の尊さと美しさに
 
思いがけず、
何度も涙をぬぐってしまいました。
 
 
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「詩」とは
人が声に出してくれること
そうやってこの世に受肉することを
深く願い、求めている・・

 
 
今回のペチカを通して
そんな想いを強くしたのでした。
 
「物語」とちがうのは
 
魂の根源的な願いや叫び
人の内奥に秘められた想いのエッセンスが
凝縮されたことばであること。
 
 
それを人が声に出し
この世に受肉させるとき
 
詩とともに
 
語り手にも、聴き手にも
ある種のカタルシス(浄化)が起こるのかもしれません。
 

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詩人・稲尾教彦さんをとおして
 
「詩」という世界の奥深さ、素晴らしさへと
導いていただいたのでした。
 
 
 
写真: 山本 美紀子さん



● 次回は 10/28(日)
大阪 「日本の言靈を味わうクラス」


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2018年10月16日

ペチカレポ: 丹心と黄泉

おはなしペチカ - 舟 - を終えて
一週間が経ち
 
改めて、あの祝祭の意味について
氣づきを深めています。
 
 
稲尾教彦さんという男性の内に降りてきた
「舟」という詩とその純粋なる精神を
 
わたしという女性がこの肉体をもって
語るということ。
 
それはまさしく
汗とともに持てる力のすべてを出し切る
出産のような体験でした。
 
 
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宇宙の中心から真っ直ぐに降り注ぐ
形のない光・精神は
 
いつも男性の内に存在し
 
 
それを受け取って
形あるこの世に産みだす仕事は
 
女性が担っている。
 
 
うみ(産み、海)、やみ(闇)、そして
よみ(黄泉)・・
 
  
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あの詩に出てくる女性は
 
生と死、この世とあの世、思考と行動、
見える世界と見えない世界、
 
その境界に立っていました。
 
 
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ことばも、ひとも、
いのちあるものはすべて
 
男と女、父と母の和合のもとに生まれ
また還ってゆく。
 
 
この陰陽の和(やわ)し、調和の本質を
古代日本では
 
「にこころ」と呼んだそうです。
  
  
「に」とは「丹」であり、また
「舟」とは「あの世とこの世をつなぐもの」です。
 
 
 
今回わたしたちは
言語造形、ことたまの道をとおして
 
「にこころ(丹心)」、和合という仕事を
担わせていただいたのかもしれません。
 

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語りの最後、
 
ライアーたちの響きとともに
 
金色に波立つ水面の上を
祝福の「舟」が清々しく漕ぎだしてゆく・・
 
その絵姿が
いまも鮮やかにこころに焼き付いています。
 

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黄泉からこの地へ
そしてふたたび黄泉へ。
 
それぞれの世界を
和しながら
 
舟は旅立っていったのかもしれません。
 
 
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写真: 山本 美紀子
 
 
 
● 次回は 10/28(日)
大阪 「日本の言靈を味わうクラス」

 
 
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2018年10月09日

祝福の船出

文字通り、全身全霊を捧げ
燃やし尽くして
いまだに放心状態が続いています・・
 
  
「おはなしペチカ.006 - 舟 -」
 
おかげさまで無事迎えることができました。


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この舟の
祝福の船出を
 
ともに創造し、分かち合ってくださった
すべての皆さま

支えてくださった皆さま
 
たくさんの女神たち 
  
想芸館の美しい空間とクラゲたち
奈良、佐紀町という地。


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ほんとうに
ほんとうにどうもありがとうございました。


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写真家の寺岡張之助さまが、当日のインスピレーションで作ってくださった画像です



● 次回は 10/14(日)
大阪 「日本の言靈を味わうクラス」




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2018年10月05日

かなしみ

分かりあえない
かなしみが

次から次へと溢れてくる。
 
 
『 舟 』という詩を通して
 
言語造形の稽古を通して
 
この肉体を通して。 


記憶を辿ることすらできない
深く、遠い、かなしみ。
 
 
  
 でも
 
 他人でなくなるから
 
 もう泣くこともなくなるわ
 
 かなしみも消えるわ
 
 
 そうしたら、きっと 
 
 本当に分かりあえる
 
 
 本当の
 
 幸せのなかで

 
 
 
これも祝祭を迎えるための
大切なプロセスであることを信じて。
 
 
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◆ 10/8(月・祝)おはなしペチカ .006
詩をわかちあう秋 『舟』 〜 本当の幸せのある彼方へ 〜


● 次回は 10/14(日)
大阪 「日本の言靈を味わうクラス」




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