2018年10月19日

ペチカレポ:「詩」、その願い

今回の「おはなしペチカ」の後半は、
『舟』の作者である詩人・稲尾教彦さんによる
小さな朗読会でした。


DSC02322.jpg

 
最初にまず
語りの演出・指導を担ってくれた諏訪耕志と
稲尾さんとわたしの三人で
アフタートークをさせていただいてから
 

DSC02271.jpg

 
稲尾さんが用意された詩たちの一篇を
足利智子さんのライアーの響きとともに
 
参加者全員で声に出すのでした。
 

DSC02341.jpg


DSC02319.jpg


その中には『舟』からの抜粋もあり、また
想芸館オーナー・奥田英明さんの詩もありました。
 
 
DSC02300.jpg


わたしにとっては
「朗読会」というもの自体も初めてでしたが
 
 
先ほど語り手であった自分が語った作品を
 
今度は聴き手であった方々から
次々と聴かせていただくという体験は
 
とても新鮮で、
かつ深い作用を感じたのでした。
 

DSC02305.jpg 


それはそれは豊かで
素晴らしい体験でした。
 
 
今回は時間の都合上、
参加者の皆さんが語る時間は持てなかったのですが
 
「自己紹介」ならぬ
「詩己紹介」といえるほどに
 
詩というものの朗読をとおして
 
お一人おひとりの魂の深いところが
ありありと表出していたのです。
 
それは声だけでなく
仕草や表情、佇まいからも溢れていて
 
その存在の尊さと美しさに
 
思いがけず、
何度も涙をぬぐってしまいました。
 
 
DSC02337.jpg


「詩」とは
人が声に出してくれること
そうやってこの世に受肉することを
深く願い、求めている・・

 
 
今回のペチカを通して
そんな想いを強くしたのでした。
 
「物語」とちがうのは
 
魂の根源的な願いや叫び
人の内奥に秘められた想いのエッセンスが
凝縮されたことばであること。
 
 
それを人が声に出し
この世に受肉させるとき
 
詩とともに
 
語り手にも、聴き手にも
ある種のカタルシス(浄化)が起こるのかもしれません。
 

DSC02289.jpg
 

詩人・稲尾教彦さんをとおして
 
「詩」という世界の奥深さ、素晴らしさへと
導いていただいたのでした。
 
 
 
写真: 山本 美紀子さん



● 次回は 10/28(日)
大阪 「日本の言靈を味わうクラス」



posted by 千晴 at 11:39 | Comment(0) | 公演レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。