2018年10月16日

ペチカレポ: 丹心と黄泉

おはなしペチカ - 舟 - を終えて
一週間が経ち
 
改めて、あの祝祭の意味について
氣づきを深めています。
 
 
稲尾教彦さんという男性の内に降りてきた
「舟」という詩とその純粋なる精神を
 
わたしという女性がこの肉体をもって
語るということ。
 
それはまさしく
汗とともに持てる力のすべてを出し切る
出産のような体験でした。
 
 
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宇宙の中心から真っ直ぐに降り注ぐ
形のない光・精神は
 
いつも男性の内に存在し
 
 
それを受け取って
形あるこの世に産みだす仕事は
 
女性が担っている。
 
 
うみ(産み、海)、やみ(闇)、そして
よみ(黄泉)・・
 
  
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あの詩に出てくる女性は
 
生と死、この世とあの世、思考と行動、
見える世界と見えない世界、
 
その境界に立っていました。
 
 
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ことばも、ひとも、
いのちあるものはすべて
 
男と女、父と母の和合のもとに生まれ
また還ってゆく。
 
 
この陰陽の和(やわ)し、調和の本質を
古代日本では
 
「にこころ」と呼んだそうです。
  
  
「に」とは「丹」であり、また
「舟」とは「あの世とこの世をつなぐもの」です。
 
 
 
今回わたしたちは
言語造形、ことたまの道をとおして
 
「にこころ(丹心)」、和合という仕事を
担わせていただいたのかもしれません。
 

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語りの最後、
 
ライアーたちの響きとともに
 
金色に波立つ水面の上を
祝福の「舟」が清々しく漕ぎだしてゆく・・
 
その絵姿が
いまも鮮やかにこころに焼き付いています。
 

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黄泉からこの地へ
そしてふたたび黄泉へ。
 
それぞれの世界を
和しながら
 
舟は旅立っていったのかもしれません。
 
 
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写真: 山本 美紀子
 
 
 
● 次回は 10/28(日)
大阪 「日本の言靈を味わうクラス」

 
 
posted by 千晴 at 20:10 | Comment(0) | 公演レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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