2017年12月03日

再会

秋のおはなしペチカを振り返ると
今回はとくに多くの面で
娘たちの成長に驚かされつつ
 
わたし自身もそれに
大きく支えられたのでした。
 
 
元氣で明るく前向きで
語りが大好きな次女の姿にはいつも励まされ
その声は魂を洗い流してくれました。
 

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思春期の入り口に立っている長女は
いくつもの内なる試練を乗り越えながらも
 
これまでにはなかった「意志」を自ら立ち上げ
稽古も準備も、主体的に関わるその姿から
たくさんの勇氣を与えてくれました。
 

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毎日の生活のなかで 
 
三人で共にワクワクしながら
プログラムを考えたり
絵に描いてみたり
 
わたしの稽古にも付き合って
アドバイスをくれたり。
 
まさしく一人のアーティストとして
 
「おはなしペチカ」という芸術の創造を
共に担ってくれたのでした。
 

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当日の朝、
まだリハーサルが始まる前のひととき
 
二階の稽古場から
自主練をしている二人の声が響いてきました。
 
間奏は聴く側が
自由に楽器を奏でつつ
 
互いの作品に耳を傾け合っている・・
 
ときおり楽しそうな笑いも混じる
その二人の透きとおる声を聴いていたら
 
ふと、直観したのです。
 
 
「ああ、わたしたち四人はきっと
 古代にもこうやって
 芝居をやっていたのだわ」

 
 
『芝居小屋』ということばが
何度もこころに浮かび上がってきました。
 
 
そう、こじんまりした芝居小屋で
かつてもこのような創造に取り組んでいた
わたしたちはきっと
 
いま、この時代の日本で
ふたたびそれを実現しようと約束をして
 
「ことばの家」に集合したんだ・・・
 
 
とても深くて懐かしい想いに満たされながら
「秋のおはなしペチカ」を迎えたのでした。
 

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会を重ねるごとに
確実にファンも増やしている
 
このクリエイティブな二人の語り部に
こころから感謝しています。
  

CIMG3264.JPG

 
撮影 : 山本美紀子


● 次回は 12/9(日) 
「丹生都比売・言語造形クラス」

●12/25(月)
ことばの家クリスマス公演「キリスト生誕劇 2017」



posted by 千晴 at 00:00 | Comment(0) | 公演レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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