2016年12月26日

神と人の共同作業 〜ペチカを終えて〜


「この世の音とは思えない」
そんな感想を語っておられた方もいたライアーの美しい響きから
 
今回のおはなし会は始まりました。
 
それは、日常では相容れない 『天上界』 と 『地上界』 とを
架け橋となって結んでくれるような
そんな妙なるいざないの音でした。
 

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8歳の娘が語ったグリム童話 『星の銀貨』
持っていたもの、この世のものを一つひとつ、手放してゆく物語。
 
「 あ げ た 」
 
このことばが、凛とした響きで発せられるたびに
喜びと解放に満ちたあの世の光が差してきて
 
気が付くと
自分の内が、きらきらと輝く銀貨で満たされているのでした。
 

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後半は宮澤賢治 『竜と詩人』
 
語りの直前直後には、強い風が吹いてきて窓を揺らし、
何人かの方は「あ、龍が来た!」と感じられたそうです。
 
   
『虚空』という
言霊と無の世界に全身でダイブして
最後にタオライアーの響きを聴いたとき
 
とても大きな竜が、
喜びと共にぐねぐねと目の前を泳いでいる姿が見え
 
「ああ、いつまでもこの音を聴いていたい・・・」
 
そんな気持ちに包まれました。

 
終演後は外に出ると、
空に大きな御顔の龍雲が。
  
 
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「竜と詩人・・・神と人間は、きっと
 互いを真に必要とし合っているのではないか」

  
 
今回の稽古の日々において、
わたしはだんだんとそんな風に感じるようになりました。
 
 
人だけでなく、神もまた
人との繋がりを深く求めている。
 
だからこそ、
「神に語りかけ、神のことばに耳を澄ます。」
 
この行為こそが、
神と人との結びつきを真に強め、確かなものへと導いてゆく・・・
  
 
  
今回の 「おはなしペチカ」 では、そんな 『神と人との共同作業』 を
わたし自身が体験させていただくことができました。
  

龍は、神は、
ほんとうにあの場に降りてきてくださった。
そして、目には見えねども
ある 「確かなるもの」 がこの世に産まれた。
 
今はその誕生の祝福のなかで、ぼんやりと寛いでいます。

 
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最後になりましたが、
この時空間をともに創りだしてくださったすべての方々に
改めて感謝御礼申し上げます。
 
 
冬の寒い中、足を運んでくださった聴き手の皆さま
貴重な写真を撮ってくださった 山本美紀子さん
素晴らしいライアーの音を奏でてくれた足利智子さん
また堂々と舞台に立ってくれたかさねと
裏方でずっと支え続けてくれた夫
 
そしてこの一年間の歩みを
導き、支え、守り、育て続けてくださった
龍神さまへ
 
こころの底から、ありがとうございました。
 
 
皆さまどうぞ、よいお年をお迎えくださいね!
 


posted by 千晴 at 15:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 公演レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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