2016年04月07日

2016 『十三夜』 神奈川公演 アンケートより

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樋口一葉作『十三夜』神奈川公演、
おかげさまで無事終演いたしました。
 
当日お寄せくださったアンケートより抜粋して紹介させていただきます。
 
 
昨年11月の大阪公演からこの4月の神奈川公演まで
ことばの精神を通して一葉が私たちに与えてくれた賜物の大きさに
今、改めて感嘆しております。
  

この公演の実現を支えてくださったすべての方々と、まぶね教会
そして、当日お越しくださった皆さま、そしてアンケートを綴ってくださった皆さまへ、
こころより感謝を捧げます。
 
あの空間を共に創りあげてくださり、このような深みを共有してくださったことを
とても嬉しくありがたく思っております。

私たち「ことばの家」はこれからも、
聴き手に“余韻”を残せるような舞台を創造してゆきたいと願っております。
 
ありがとうございました。
 
 

お二人のことばだけで、みるみる私達を引き込んでしまう・・これは何なのかと不思議な思いで『十三夜』の中に引き込まれてゆきました。ギターもとてもよく合っていて、効果的でした。

私は話すのがとても苦手です。自分の想いを伝えるなどはとても無理と思っていましたが、ことばをもう少し、信じてみたいと思いました。『十三夜』を聴いていて、フッと、ヨハネ伝の初めを思っていました。(T.K.さま)



十三夜の数時間に起きたことの世界の中に入ってしまいました。登場人物一人一人の存在を感じます。出てこない弟のことさえ。父親と娘のお関の深い思いにはやはり心打たれました。
最初から最後まですばらしかったです。お二人に感謝です。(M.S.さま)



最初の一声で心が震えました。お関の叫びが胸に迫って、離縁を止める父親に怒りが湧きました。だけれどもやはり、私も合点がいってしまいました。
一度死んでいるのも同じことなのだから、自分のことはもうどうでもいいという思いにわたしも何度も立ち戻るのです。それでも生きるのだと、進むのだと、そういう原点にかえるようなことばが心に伝わりました。(M.T.さま)




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「静寂」、静かな空間にお二人の声。ストーリーがとても切なく、悲しく・・・。
ただ「ことば」の響きが心地よく・・・。
何か、わたしの心、体が清められた気がします。(K.C.さま)



言葉の力に圧倒されました。もう二、三十年前になりますが、恵泉女学園で幸田弘子さんの一人語りを鑑賞したことがあります。その時の内容は全く憶えていないのですが、今日は全ストーリーが完全にイメージとして残りました。忘れられないと思います。本当にありがとうございました。(K.N.さま)



舞台装置がない中、圧倒される感動があり、言葉の魅力について考えさせられました。明治の女性の状況が平成の世界によみがえってきました。
来てよかったと感謝しています。(O.K.さま)



初めて言語造形の公演を拝見しました。今も感動しておりますが、たぶん時間が経つにつれ、今日受け取ったものが自分の中で深まっていく予感がしています。昔の「憂き」とは形が違っても、今でも「憂き」は世の中にたくさんあります。その「憂き」が時代と共に少しずつなくなっていき、人が「自分」を生きやすい世の中になればいいなと思いました。(O.N.さま)




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言葉と間のギターの音色がとても深味を増して、状況が浮かび上がってくるようです。なにかギターの音色で色彩が生まれる感じがしました。
とてもよかったです。言葉は「命」ですね。(S.Y.さま)



樋口一葉、素晴らしいですね。なによりも日本語の響きの美しさ、お二人の全身から立ちのぼってくることばが、こちらの臓腑にも沁み渡ってくるようでした。“せつない” “かなしい” “いとおしい” こんなにも凝縮された感情を一葉はあの若さでなぜ書きえたのか。“つつましく” “せつなく” “かなしく” “いとおしい”人生を生き抜いている無名の人々を思い、人間というものがますます愛おしく思われました。(I.C.さま)



明治の言葉は分からないと思っていたのですが、なぜかすべて解かり、不思議な感覚でした。これを二十数歳で書き上げたのかと思い、自分と重ね、二十数歳の時の気持ちを思うことができました。
耕志さんの身体操作、とても感ずるものがありました。素晴らしかったです。(K.Y.さま)




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言語造形の公演を初めて観劇させていただきました。お関の苦悩を体験することができました。通常の演劇は、劇のテーマやキャラクターの内面を役者は肉体世界に表出させるのでしょうが、言語造形公演では、肉体とは別の次元に現出させるのだなと感じ入ることができました。肉体とは別の次元に現出したお関の苦悩を共有することができました。言語造形家が言葉を通して現出した苦悩を共有できたことにより、私の心はその苦悩を超える力を得ることができたように感じました。これは新たな芸術活動だと思えます。(I.J.さま)



ありがとうございました。その響きに、自分の中の悲しみややるせなさを目覚めさせ揺り動かされている感じがします。(K.A.さま)



今日も素晴らしかったです。11月の公演でも深い感情体験をさせていただきましたが、今日も熱い響きを受け取りました。大事な愛する娘が辛い思いを語り、それを受けて、父と母がかける言葉の違い、自分の両親のことが思い浮かぶようでした。
親子、夫婦、男女間に、当たり前のように起こりそうな日常の切ない思い、そしてこの明治という時代特有のものかもしれませんが、運命を引き受ける覚悟を美しいと感じました。(O.S.さま)




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posted by 千晴 at 22:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 公演レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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