2006年05月23日

私にとってのオンガク

ここ数年、自分の好きな音楽について語ることを避けていました。
なんというか、好きな音楽に、自信がなくなってしまっていたからです。


ところが数日前に見たボブ・マーリーのライブ映像が、
あまりにも素晴らしくて、カッコよくて、ヤラれてしまい、
その日以来、ずうっとこころの中でレゲエ音楽が流れ続けているので、

今回は思い切って、このテーマをこころの外に出してみることにしました。


実は私、10代に入ってから20代半ばに至るまで、
まるっきりのブラックミュージックかぶれでございました。

70年代SOULから、90年代のR&B、HIPHOPまで・・ほんとーにたくさん!!
特にレゲエは、14-15歳の頃に打たれて繰り返し聴いていたかしら。

毎日毎日、とにかく惚れ込んで、ひたすらに聴き込んでいました。


ところがある時、当時色々なことを共に考え、語り合っていた友人に、
ふと問われました。
 
 「その音楽の、なにがどう好きなのか、どんな魅力を感じているのかを、
  自分に説明してくれ」と。
 
そしてその友人は、自分の好きな音楽やバンドについて、
歌詞のこんなところが素晴らしい、こんなスタイルに共感するんだ、と、
熱く、愛をもって語ってくれたのです。


しかしその反対に、私はというと・・・

なんと、10年以上もあれやこれやと聴き続けてきたにもかかわらず、
全く“ことば”をもって説明できないではありませんか!!

 「理由なんて・・ないョ・・?・・」(こころの声。涙)


歌詞なんて、殆ど覚えていない(理解しようとすらしていない)し、
アーティストの価値観や生き方だってよく知らない・・

大好きだったはずの音楽に対し、ほぼ全く、そういうことを“考えて”
向き合ったことがなかったのです!!

この事実に気がついたとき、
なんだか急に今までの自分の音楽ライフが恥ずかしく思えてきてしまい・・・
これまで数々の曲にシビれたり、癒されたり、酔いしれたり、
元気をもらったりしてきたことなどが、すべて偽りであったかのように、
サ〜っと色褪せてしまったのでした。。


そんな出来事から何年かが過ぎて、久しぶりに観た、ボブ・マーリー。

やっぱりもの凄く深く感動したのです。
体の奥のほうが熱く、震えている。
10代のあの頃にヤラれたあの感じが、時を経た今でも、むしろより深く体験できたのです!
 
 
そうしてようやく、私にとってオンガクとは何であったのかということに気がつきました。

私は、ブラックミュージックの、
あの頭よりも下半身に訴えかけてくる躍動感あふれた「リズム」と、
歌い手の「声」から感じ取れる魂の響きを愛していたのです。

今改めてそこに意識の光を当ててみると、私はあの頃「体とこころ」を、
もっと使いたかったんじゃないかと思います。
「頭」ばかりを使う必要のある日々のなかで、体とこころももっと使って、
人間としてのバランスをとりたかったのかもしれません。

体、こころ。
頭以外の領域が求めていることに、もっと意識を向けてみると、
自分にとって大事なことが意外と見えてくるのかもしれないですね。


ボブ・マーリーの、あの濃縮した、惹きつける魅力、歌声、人となり。
 
体験してみたい方は是非このライブをどうぞ♪
http://www.gyao.jp/music/bob/


posted by 千晴 at 23:18 | Comment(10) | TrackBack(0) | *アトガキコラム* | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちまるさんもレゲエがお好きだったんですね!
きゃあー、うれしい。

私も10代後半からハマッっていました。
そんで、ジャマイカまで行き、そのほかにもライブもガンガン行きまくりでした。

この数年はポップ音楽全般から遠ざかっていましたが、たまに聴くといいもんですよね。
Mixiのコミュニティーにもレゲエ関係がたくさんあるので、なんだか懐かしくて入っちゃいましたし、、。

私はあと、ブルースなんかも好きです〜。
ロックでも、クラシックでも、人を動かしてしまう、音楽は不思議ですよね。
Posted by かのうです at 2006年05月24日 08:11
おおっ!なつかしのボブマーリー

昔、神戸の地震の救援スタッフしてたとき、
ボブマーリーが好きな子たちがいて、
ずうーーーーーーっとかけてました。

ボブマーリー聞くと、神戸の夏を思い出します。

しかし、
音楽体験を言葉にするのは、
本当に難しいとつくづく思いますね。

もう私は、残念ながらその言語化を完全に諦めてます。(がははは...(T_T))

普通は、自分の体験を言語化することは、とても良いことと思うけど、
音楽の、それも自分にとってのあまりにも深い強烈な感動を言語化することは、あまりにも至難の業でしょう。

(ちょっとした「感動体験」くらいなら、むしろ可能だろうけどね)

その人の全人格の深みにまで染み透った音楽体験を言語化しようとすると、当然その表現から「こぼれ落ちる」ものがたくさん出てくるから、後でストレスになりますよ(笑)
どうぞご注意ください。


「.......なんだか急に今までの自分の音楽ライフが恥ずかしく思えてきてしまい・・・
これまで数々の曲にシビれたり、癒されたり.......すべて偽りであったかのように、
サ〜っと色褪せてしまったのでした。。」

....なんか、痛いほどよくわかります。

が、どうぞ自分が深く感動したという確かな事実を、自分とその音楽のために、素直に認めてあげてくださいまし。

今なら(....あるいは何十年かたったら)
すごくフィットした言葉(あるいは、他の表現手段)が見つかるかもしれませんね。
Posted by いっしー at 2006年05月24日 14:53
わーい!

私もレゲエが好きだよ。


4月のアタマにHIPHOP系のイベントがあって、エリカバデゥをみにいったんだけど、
ボブの息子さん(3男?)も、別ステージでライブをしてて、
これが本当にかっこよかった。
シビれた!

「楽しいな〜〜!!!」
ただそれだけ!ただその感覚!!

そして私、歌うのが好きなんだ
すごく楽しいんだ☆

この感覚だけ、大事にすると自分を越えられる瞬間がたま〜にある。
これは、なんだかすごい気がするんだよ。


理屈よりも、先に「ある」もの。
そのすごいものが、自分の中にもちゃんとあるんだね。
Posted by シホコ at 2006年05月24日 17:57
私も、ボブは好きだよ!!でも、きっかけはダグラスだったなぁ。。。。笑
ちまるちゃんがみたのは Santa Barbaraのライブかな??

私もイギリスにいたとき、MTVで見たよ。。。すごい圧倒された覚えがあるなぁ・・・今度、レゲェ友とジャマイカなんか行きたいなぁーーーって思ってるよ☆
すごいだろなぁ。

アメリカに行ってブラックミュージックにふれてくるのもいいな♪ブラックミュージックは本当に小さい頃からBRITISH ROCKとともに聞いてきた音楽のひとつだから、無いと、やっていけない笑

今度、ちまるちゃんと会うときは、そんな話も出来たらいいね(*^_^*)
Posted by FUMI at 2006年05月24日 20:16
音楽が好きだって言ってたよねー。私も何かにほれ込んでいるときに、その好きな理由を理路整然と説明できる自信ないなぁ。好きなことには理由なくてもいいじゃーんって思う。

でも年月がたってなぜ好きかを発見できたってことは、それだけ成長したってことなのかな。

URL教えてくれてありがとう。私は特にレゲエファンではないけれど、さすがに名前と顔だけは知っていました。全部見てみるね!
Posted by たどんママ at 2006年05月24日 22:09
皆さん、コメントありがとう!!

●かのうさん

そうなんです、かのうさんの好きな音楽の日記も読ませていただいて、それぞれのバンドのことを彼から教えてもらいながら、「好きな音楽」を知ることで、その人の人となりがより深く感じられるような気がしていいなあと思ったんですよ。
カミングアウトのきっかけをいただいきました。ありがとうございました♪

それにしてもジャマイカまで行ってしまったなんて・・・すごすぎる!笑


●いっしーさん

あ〜〜いっしーさん〜〜〜

「自分が深く感動したという確かな事実を、自分とその音楽のために、素直に認めてあげてくださいまし」

そうなんですねぇぇ。。なんか人に伝えられないってことがとても残念というか情けない感じがして。。

でも、ことばに出来ないからって、決して偽りのものなのではないんですよね。
・・・って言ってみると当たり前のことみたいだ。笑

これからは、いつかもっと上手く表現できるかも♪と思って大事にしておきますね。


●シホコちゃん

『理屈よりも、先に「ある」もの』
これ、なんか、めっちゃときめくね〜〜〜♪
それをもっと知りたい体験したいから、私もシホコちゃんみたいに、ただただ「楽しい」こと、もっともっとしなくちゃあ〜〜


●FUMIちゃん

えー!ダグラスなのーーー!?笑
じゃあやっぱりあの髪型は、レゲエ好きだったからなのかしら・・(キャー♪)

最近は、というか妊娠してからは、殆ど音楽欲求が失せてしまっていて、最近のシーンは全然知らないんだよね。
今度会ったときには是非いろいろ教えてね〜(^.^)/~~~


●たどんママ

ありがとう〜、ああやってURL紹介して、見てみてくれる人っているかしら・・って思ってたからなんだか嬉しいな☆彡
(ちなみにまだこころの中ではレゲエが流れてます。^^)

サンシャイン時代は、現実逃避したくなる度に、新星堂に行ってCDを買いまくっていたなあ。苦笑

「好きなことには理由なくてもいいじゃーん」って、うん、それでよかったんだわ〜(^^ゞ




Posted by 千晴 at 2006年05月25日 09:53
千晴さんも自分を出すことに挑んでいるのね。

すごく感動した時の言葉が無くなる感じ、わかるなぁ‥

私が感動したのは、邦楽だったけど、篠笛の、ティヤ〜って音1個だけで、息が止まりそうになって、涙がぽろぽろ出てしまってた。
音楽の3要素は、メロディー、リズム、ハーモニーなんて習ったけど、音1個でもありなんだ!?って目からうろこだった。
自分でも何にどう感動してるの?って自分の感情なのに説明できない感覚だった。

最近、音楽は天にあるものを地におろしているのかも‥とか、光の扉を開けるかぎみたいなものかも‥とか、思ってる。
Posted by tama at 2006年05月26日 18:53
tamaさん、コメントありがとうございます♪

音1個だけ・・・すごいですね!!そんなこともあるのですね!!
私はまだ味わったことがないけど、ときめくなぁ〜

天にあるものを地におろしている、というのは言語造形の場面でもよく感じます。

「天にあるもの」、ここにはまだ人間のことばがついていっていないのかもしれないですね。
でも感動すること、ときめくことだけはできるんだ☆

Posted by 千晴 at 2006年05月26日 23:15
毎日このページを見るのを楽しみにしています。最近書かれていないのですが何かありましたか。元気な何かを待っています。
Posted by レインボウウォーター at 2006年06月04日 14:55
レインボウウォーターさん、いつもブログを見てくださって、どうもありがとうございます!
実は、先月末に引越しをしまして、この一週間はパソコンにもろくに繋げずてんてこまいな日々でした。
もうちょっと、落ち着いたらまた書いてゆきますので、どうぞよろしくお願いいたします♪_(._.)_
Posted by 千晴 at 2006年06月06日 09:48
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